ピロリ菌除菌検査の流れ
1. 検査
「血液検査」や「尿素呼気試験」または「内視鏡による組織検査」を行い、 ピロリ菌の有無、除菌の必要性 を調べます。
2. 服用開始
ピロリ菌が確認され、かつ内視鏡にてピロリ菌感染性胃炎の診断がついた場合には治療をおこないます。そのほか胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃にも治療を行います。
二種類の抗菌薬と酸分泌抑制薬を朝食後、夕食後の1日2回服用します。これを1週間服用します。
3. 服用終了
服用終了後、きちんと除菌ができているかどうかを調べるために、約5週間以上の時間をおきます。
4. 除菌治療成功確認
ピロリ菌が完全に除菌できたかどうか「尿素呼気試験」によって判定します。
除菌が成功した場合
治療終了です。ほとんどの場合再感染することはありません。
完全に除菌ができなかった場合
抗菌薬の種類を変更して、再度除菌治療を行います。二次除菌治療までは保健適応ですが、三次除菌治療は自費治療となります
三次除菌治療
二次除菌治療を失敗した患者様の治療法は、保険適応となっておりません。しかし、当院では日本ヘリコバクター学会で検討中の三次除菌治療を自費でおこなっております。
検査内容 | 服用薬品 | 服用期間 | 自己負担金 | |
三次除菌治療 | プロトンポンプ阻害剤 | 2錠/日 | 1週間内服 | 17,000円(税込) |
サワシリン | 6錠/日 | |||
グレースビット | 4錠/日 | |||
三次除菌判定(尿素呼気試験)+後日結果説明 | 7,000円(税込) |