花粉症の場合、点眼薬や内服薬でかゆみを抑える治療が一般的な治療法です。
最近アレルギーの原因であるアレルゲンを投与して身体をアレルゲンにならして症状を抑えるアレルゲン免疫療法が注目されています。
以前は注射でしたが、最近は飲み薬(シダキュア)が発売され、当院でも処方できるようになりました。
スギ花粉を原料とするエキスから作られています。
少量から服用することによって体を慣らし、スギ花粉によるアレルギーを和らげます。
厚生労働省のアンケートでは約80%の方は前年に比べて、症状が軽くなったと回答しています。
しかし、効果がみられない方もおられます。治療を始めて、最初の年の効果はお約束できません。
1年後に効果がなくても3年くらい続けることをお勧めしています。
服用を継続的に行い治療していくことで徐々に効果を発揮していくため、症状が出ていない時期でも服用を継続して頂かなければなりません。
最低1年間治療を行い、効果を判定します。効果のある患者さまには3~5年の治療継続をお勧めしております。
下記の副作用が発生する可能性があります。約半数の方が副作用が出ます。
副作用が出た場合飲んで頂くように、抗アレルギー剤を事前にお渡しいたします。
副作用は飲み始めて2-3週間程度でおさまることがほとんどです。
舌下免疫療法は保険診療ですので、検査・治療ともに保険適応となります。
以下は3割負担の場合の大体の費用となります。