高血圧症や糖尿病の治療は、もちろん病気自体を治すことが目的ですが、それだけではありません。
これらの病気が引き起こす大血管イベント、つまり脳や心臓の病気を未然に防ぐ「未病」が非常に重要です。
医療は、その対応する症状に応じて3段階に区分されます。
第1次医療は、病気になった患者さんを治療すること。
第2次医療は、病気になった患者さんにリハビリを行うこと。
第3次医療は、未病を防ぐこと。つまり、病気になる前に医療を施し、予防することです。
特に第3次医療が、町医者クリニックとして私が担うべき使命だと感じています。
胃カメラや大腸カメラを使い、胃がんや大腸がんを早期に発見することができ、今では内視鏡での治療が可能な時代です。
当院で切除可能なポリープを発見した場合は、その場で切除しております。
また、総合病院での治療が必要な場合は、すぐに紹介しております。
治療によって命が助かったという実例が、私にとっては何よりも嬉しいことです。
進行がんが見つかる方の多くは、「検診をしていない」ケースがほとんどです。
そのため、定期的な検診を受けることが早期発見に繋がります。